社会人の一歩を踏み出す私に、母が譲ってくれた名刺入れ。
手になじむ綺麗な革の質感に惹かれ、刻印されている「KATHARINE HAMNETT LONDON」という文字を調べてみました。
デザイナーのキャサリン・ハムネットは、衣服の生産過程における環境破壊や労働環境の改善に早くから着目し、今や当たり前になった「サステナブル」や「エコ」という概念を、まだその言葉すら一般的ではなかった1980年代から40年以上も訴え続けてきました。
その改善策として、業界に先駆けてオーガニックコットンを採用したほか、社会への強いメッセージを大書した「スローガンTシャツ」を世に送り出しました。
「環境にいいだけでなく、魅力的で長く愛されるものでなければならない」という彼女の哲学がブランドの歴史を作り上げてきたのです。
また、公式ホームページにある「OUR SOCIAL GOOD」を覗いてみると、葛西臨海公園のビーチや明治神宮外苑イチョウ並木のクリーン活動、リユースランドセル譲渡会など私たちの身近な社会貢献活動も多く行っていました。
ブランドの背景を知り、手元にある名刺入れを改めて見つめなおしてみると、母が大切に使ってきたからこそ生まれた、新品にはない温かさを感じます。
「サステナブル」とは難しい事ではなく、一つのモノを長く大切に使うこと。
母がくれたこの名刺入れとともに、今日も気持ちを新たに仕事へと向き合いたいと思います。
※参考:KATHARINE HAMNETT LONDON 公式サイト
W.S