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設備コラム マンション排水管管理組合
2026.03.31

マンション排水管交換の費用はいくら?入室日数は?【全30戸・約3,100万円】の事例で専門業者が徹底

  • 築40年(全30戸)のマンションにおける「共用排水竪管更新工事」のリアルな総額費用(約3,100万円)を公開
  • 入室作業日は「4日~6日」。住民負担を最小限に抑えつつ、確実に配管を更新するスケジュールの裏側
  • 図面と現場の乖離(汚雑別系統 vs 汚雑合流管)を事前に把握。過去の実績がトラブル回避の鍵に
  • 事前の「抜管調査」によるエビデンス提示が、管理組合内でのスムーズな合意形成を実現

 

 

1. 【費用と建物規模】全30戸・築40年のマンションにおける工事総額と予算感

管理組合の理事の皆様が、最も最初に知りたいのは「自マンションと似た規模でいくらかかるのか」という点でしょう。今回の事例の建物スペックと工事費用をまとめました。

 

建物規模 地上8階建て / 全30戸 / SRC造
建築年数 1986年竣工(築40年)
工事総額 約3,100万円(税込)
前回の概算(2年前) 約2,800万円(税込)

2年前の概算時と比較すると、材料費の高騰や労務費の上昇により、総額ベースで約300万円ほどの価格スライドが生じています。しかし、こちらの管理組合様では将来を見越して余裕を持った予算組みをされていたため、スムーズに本工事の承認へと至りました。

 

【費用のザックリとした内訳】

  • 本体工事費一式:排水竪管の撤去・新規更新および付帯する内装復旧(壁・床等)
  • 仮設・管理諸経費:資材置場設置、産廃処分、現場管理・安全対策等

 

※詳細な内訳は各住戸の既存配管の状態や、リフォームによる内装仕様の変更により変動するため、現地調査に基づいたプランニングが不可欠です。

 

2. 図面と違う現場のリアル!事前把握が「壊す範囲」を最小限にする

古いマンションでは、図面と実際の配管が違うことがよくあります。今回のマンションも図面では分かれていましたが、実際は合流していることを私たちは以前の工事で知っていました。

 

事前に壁の中の構造がわかっていると、無駄な場所を壊さずに済みます。今回はトイレの壁と床だけを最小限に開ける計画を立てられました。余計な解体をしないことで、工事費も安くなり、住民の方のストレスも最小限に抑えることができています。

 

3. 管理組合様との信頼関係を築いた「抜管調査」と「過去の施工実績」

本工事のご依頼をいただいた背景には、以前に実施した給水給湯管更新工事での信頼がありました。その際に実施した「抜管調査(劣化した配管の一部を切り取り内部を確認する調査)」により、排水管内部のサビや閉塞状況を写真で明確に提示できていたことが、理事会での合意形成に大きく寄与しました。

 

「いずれ必要になる工事」であることを、データに基づいて長期的に共有できていたことが、今回の指名でのご相談に繋がっています。

 

4. 入室作業「4日~6日」の生活への影響と、排水制限の実際

専有部内に立ち入る配管工事で、住民様が最も懸念されるのは「いつ、何日間、水が使えないのか」という点です。

 

【工事スケジュールと制限】

  • 入室作業日数:各住戸 4日~6日間程度
  • 排水制限時間:作業日の午前9時から午後17時頃まで(夕方以降は使用可能)

 

入室作業日数は、お部屋のタイプや既存の内装構造により前後しますが、概ね1週間以内で完了します。排水制限中(日中)は敷地内に仮設トイレを設置する等のフォローを行い、生活への影響を最小限に留める配慮を行っています。

 

5. よくある質問(Q&A)

Q. 以前に自分でリフォームしたお部屋でも追加費用なしで対応できますか?

A. 基本的には可能ですが、特殊な高級クロスやタイル貼り等の場合は復旧に別途費用がかかる場合があります。そのため、事前の全戸調査で各お部屋の内装状況を確認した上で着工いたします。

 

Q. 鉄管が残っている箇所はすべて交換してもらえますか?

A. はい、今回の工事では「古い管を一切残さない」ことが管理組合様との共通認識です。壁を開けた際、図面になかった古い管が見つかった場合でも、現場判断で適切に新しくします。

 

Q. 工事説明会には参加必須ですか?

A. 生活への影響が大きいため、可能な限りご参加をお願いしています。やむを得ず欠席される方には、別途資料配布や個別のご説明を実施し、全居住者様のご理解を得た上で進めてまいります。

 

6. まとめ:建物を熟知した専門業者による資産価値の維持

排水管更新工事の成功は、単に管を入れ替えるだけでなく、住民様とのコミュニケーションと、建物特有の「クセ」をどれだけ把握しているかにかかっています。

 

今回のように、過去の経緯を共有できているパートナーとして伴走することで、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、マンションの資産価値を確実に守ることができます。理事の皆様の負担を減らし、将来にわたって安心できる住環境づくりをサポートいたします。

 

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※本記事は、過去の実績や一般的な見積もりデータを基に構成したモデルケースです。特定の物件・団体・工事案件を示すものではありません。