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エコブログ
2025.07.05

中長期的な思考が大切だと実感したお話

突然ですが、「エコ」という言葉から、皆さんは何を連想しますか?
私にとって、最近は「サステナビリティ」という言葉、そしてその重要性を強く意識するようになりました。
きっかけは、いくつかの読書と実体験です。

■サステナビリティ、その重要性を実感したきっかけ


サステナビリティ、つまり「持続可能性」。この言葉が日本で広く使われるようになったのは、ここ10年くらいでしょうか?それとももっと前?正直なところ、はっきりとは覚えていません。ただ、私自身がこの言葉を初めて意識したのは、おそらく2015年の国連サミットで「SDGs(持続可能な開発目標)」が採択されたタイミングだったと記憶しています。

それまでこの言葉が以前はあまり使われていなかったということは、もしかしたら「持続可能な社会」ということ自体、意識されていなかったのかもしれない、とふと考えることがあります。

しかし、この「持続可能性」という視点こそが、これからの社会、そして「エコ」を考える上で非常に重要だと、読書を含むいくつかの体験を通じて強く実感したのです。

■短期志向から中長期思考へ:人生も仕事も


その体験とは、一言でいえば「短期志向ではなく中長期思考」の重要性に気づいたことです。

先日、山口周さんの著書『人生の経営戦略』を読みました。この本の中で、「中長期的な思考をすることこそが、人生を攻略する上で大切だ」と私は感じました。「終わりを決めないと、正しい戦略は立てられない」というメッセージも、この本から強く受け取りました。

実は、フランクリン・コヴィーの『7つの習慣』にも、「第二の習慣:終わりを思い描くことから始める」という内容があります。以前読んだことはあったのですが、今回の山口さんの本や、私自身の経験を通じて、その大切さを改めて深く実感しました。まさに膝を打つ思いでした。

振り返れば、私の人生も若い頃は正直、目の前のことしか考えずに生きてきました。年を重ねるにつれて、少し先のことも考えるようにはなりましたが、「終わりを決めないと、正しい戦略は立てられない」という言葉にハッとさせられました。人生における「終わり」とは、つまり「死」です。

最近は、これからの40代から50代、60代から70代、そして80代という風に、それぞれの年代でどう生きていくかを考えるようにしています。そこから逆算して「今、何を選択するべきか」を決めるようにしています。もちろん、考えてもやれることはまだまだ少ないのですが、この視点を持つことで、日々の選択に大きな変化が生まれてきているのを実感しています。

この「終わりから考える」視点を仕事に当てはめてみると、これまた面白い発見があります。例えば、「10年後、20年後、30年後、自分はどこまで働くのか」、そして「会社はどうあるべきか」。そう考えると、目の前の業務への向き合い方が大きく変わってくるのです。

私は現在、仕事で営業や採用、育成に携わっています。新入社員が会社に入社し、どのように成長していくのか。彼らが長期的に見て、会社にとって、そして社会にとって、どう貢献できる存在になることが良いのか。そういった視点で考えることで、自ずと今のやり方を改善していくヒントが浮かび上がってきます。

また、日々の業務は目の前のことに忙殺されがちですが、お客様としっかり向き合い、その要望に沿ったものを提供し続けること。そうすることで長く良好な関係を続けていけることが、会社にとっても、社会にとっても、いかに有益であるか。この「持続可能性」という視点を持つことで、改めてその重要性を再認識するようになりました。

■持続可能な社会、仕事、そして人生のために


「持続可能な社会」、「持続可能な仕事」、「持続可能な人生」。

この「持続可能」という視点を常に持ち、目の前の選択をしていくことを、私自身も日々心がけていこうと思います。皆さんも、ぜひ一度、ご自身の「終わり」から逆算して、日々の選択について考えてみてはいかがでしょうか?


KI