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朝礼
2025.06.16

上野公園の歴史

おはようございます。

私事ですが、最近は通勤の際に上野公園を通るようにしています。緑豊かな景色の中を歩くと、一日を気持ちよくスタートできる気がします。
そんな風に毎日通っているうちに、ふとこの公園の歴史について気になったので調べてみました。

実はこの場所、江戸時代までは寛永寺(かんえいじ)という広大な寺院でした。徳川家康のブレーンであった天海僧正によって開かれ、江戸の鬼門を守る重要な役割を担っていたのです。今の公園の敷地のあちこちに、当時の面影が残る場所があります。

明治維新後、この寛永寺の敷地は、日本で初めての公園の一つとして整備されることになります。明治政府が国民の憩いの場、そして文化・教育の中心地として位置づけたのですね。そして、1876年には上野動物園が、1882年には国立科学博物館の前身が開園・開館し、現在の文化施設の礎が築かれていきました。

私たちが今、当たり前のように利用している上野公園は、江戸時代から明治、そして現代へと続く、実に様々な歴史の層の上に成り立っている場所なのです。多くの人々の営みや想いが積み重なって、今の豊かな姿があると思うと、公園の風景もまた違って見えてきませんか?

参考
https://artplaza.geidai.ac.jp/sights/10643/
https://rurubu.jp/andmore/article/18124

RK