新年度が始まり各地で満開の桜がきれいに咲きました。
今では葉桜になっているものが多くみられます。
毎年、たくさんの人を魅了する桜ですが
こんなニュースの見出しを目にしました
「地球温暖化で満開に桜が咲かなくなる?」
満開に桜が咲かなくなる?!一体どういうことか衝撃を受けたため
調べてみることにしました。
現在桜の開花は東京の開花記録を見てみると
1960年代の10年平均で3月30日頃だったのに対して、
2000年代に入ってからは3月22日が平均となっているようです。
それだけ地球温暖化により気温が上昇し、桜の開花が早まっていることがわかります。
ではなぜ、地球温暖化が進むと桜が満開に咲かなくなるのか
それは桜の開花メカニズムに関係がありました。
桜の花は、通常夏ごろに花の芽が作られると秋に一度休眠し、
冬の寒さで目覚め、少しずつ春に向けて暖かくなり開花します。
厳しい寒さにさらされ、低温刺激により目覚めることを「休眠打破」
というそうですが、地球温暖化が進行すると休眠打破が行われず
桜の花の目覚めが遅くなり、一本の桜の木でそれぞれの花がだらだらと咲くことから、
満開にならない桜が出てきたり
状況によっては桜が咲かなくなる地域まで生じる可能性があるようです。
2100年のシミュレーションでは東京や千葉の一部も桜が咲かなくなる可能性があるとのことで、
地球温暖化が与える影響はとても大きいものだと感じ
一層エコ活動に取り組んでいかなければならないと思いました。
エコ活動では4月より墨田区にて、ごみの捨て方が変わり、
今まで燃えるゴミとして出していたプラスチックがプラスチックゴミとして回収されるようになりました。
プラスチックゴミをしっかり分別することでリサイクルできる素材ができ、エコにつながります。
制度が変わりまだ慣れないところもありますが、小さなことでも積み重ねていくことで
2100年の未来にも満開の桜を残せるようにしていきたいです。
参考
https://www.dowa-ecoj.jp/naruhodo/2020/20200401.html
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/weather/article06.html
AO