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朝礼
2024.03.18

安全標語

先日、皆様は
住友不動産建物サービス株式会社の安全衛生スローガン募集に応募されたと思います。
さてよく使われるスローガン「安全第一」
この「安全第一」には続きがある事をご存じでしょうか?
あまり知られていませんが、実はこのスローガンは日本で生まれたものではありません。
また、「安全第一」の後には「第二」「第三」と続きがあるのです。
続きは「品質第二、生産第三」ですが、日本ではあまり知られていません。
実は元々はアメリカの企業で使われていたスローガンなのです。
作ったのは、当時、世界の中でも圧倒的なシェアを誇っていた製鉄会社であり今、話題の「USスチール」の社長でエルバート・ヘンリー・ゲーリーという人です。
1900年代初頭にはなんと「生産第一、品質第二、安全第三」というスローガンで、安全よりも生産性が重視されていたのです。
当時のアメリカは不況に見舞われていたため、労働に従事する人は過酷で劣悪な環境で仕事することを余儀なくされていました。
そんな労働者たちの姿を見た社長のエルバート・ヘンリー・ゲーリーは大変心を痛めていたそうです。
労働者たちが苦しむのを放っておけず、1906年にスローガンを「安全第一、品質第二、生産第三」に変更しました。
そして、スローガンが変更された影響によって、労働環境が改善されて、実際に労働災害はみるみる減少していったのです。
その後、USスチールが世界的企業であったことから、「安全第一、品質第二、生産第三」は瞬く間に世界中へと広まっていきました。
「安全第一」を日本に持ち込んだのは、古河鉱業足尾鉱業所所長であった小田川全之氏だとされています。
当時、アメリカで掲げられていた「セーフティ・ファースト(安全第一)」のスローガンを「安全専一(あんぜんせんいち)」として日本に持ち込んだのです。

最近、風が強く高所作業や飛来落下の危険性が増しています。
現場作業に勤しむ皆様には安全をけして疎かにせず「安全第一」を心がけて下さい。
ちなみに私の応募スローガンは
         しっかり確認
           はぶくな安全
             いつもの笑顔
駄作です。W

「ダ・ヴィンチWeb 毎日雑学」より抜粋

AK