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エコブログ
2025.12.19

経木

お疲れ様です。
皆さんは「経木(きょうぎ)」って知っていますか?
経木とは杉、楢、松などの木材を薄く(0.18mm)削って紙のようにしたもので昔から食品の包装や保存に
使われていたものです。
元々はお経を書く為に使われていたため経木という名前になった様です。

私の子供の頃、スーパーマーケットというものは無くどこの街にも商店街があり肉は肉屋、野菜は八百屋、
鮮魚は魚屋、海苔などは乾物屋、豆腐は豆腐屋という具合にそれぞれ独立した店舗ならんでいました。
そこに竹や籐で編んだ買い物カゴ(今でいうマイバッグ)を持って買い物するというスタイルでした。
確かこの経木が包装に使われていたのは肉屋と豆腐屋の納豆だった記憶があります。
魚(刺身は経木だったかも)や野菜は新聞紙だったと思います。
経木は吸水性・通気性・抗菌性に優れた包装素材です。

現在ではプラスチックトレーに取って変わられ姿を消しつつあります。
他にも瓶はペットボトルに、買い物カゴや紙袋はレジ袋に変わり大量のプラスチックゴミが
生態系に影響を及ぼしています。

何でもかんでも便利になっていきますがエコ(エコロジー、エコノミー)って、この便利さのツケを払っている
気がしてならない今日この頃です。
以上

追伸、この経木ですが信州の方でSDGsの観点から復活させる活動もあるようです。


AK