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エコブログ マンション
2025.09.19

環境に配慮したエコクロス

近年、地球環境への意識が高まり、住宅建材にもその波が訪れています。中でも、壁紙に注目が集まっているのをご存知でしょうか?

​一般的なビニールクロスは、手軽で便利ですが、通気性が悪く湿気がこもりやすかったり、
シックハウス症候群の原因となる化学物質が含まれている可能性があるといったデメリットも指摘されています。
​そこで今、ビニールクロスの問題点を解決する新しい選択肢として注目されているのが
「エコクロス(環境壁紙)」です。

​エコクロスってどんな壁紙?

​エコクロスは、珪藻土や和紙、オレフィン樹脂など、主に自然素材を原料として作られています。

​<エコクロスの種類と素材>
​珪藻土壁紙  : 珪藻土が原料。調湿性や消臭効果が期待できます。
​和紙壁紙   : 上質な和紙を使用。独特の風合いと温かみがあります。
​オレフィン壁紙: オレフィン樹脂が主原料。焼却時に有害物質を発生させにくいのが特徴です。
​コットンクロス: コットン(綿)を使用。柔らかな質感と高い通気性が魅力です。

​エコクロスのメリット・デメリット

​エコクロスには、環境にも人にも優しい、たくさんの魅力があります。

​<メリット>
​人に優しい : 化学物質をほとんど含まないため、アレルギーやシックハウス症候群が気になる方におすすめです。
​機能性が高い: 素材によっては、湿気をコントロールしたり、嫌な匂いを消したりする効果が期待できます。
​環境に優しい: 燃やしたときにダイオキシンなどの有害なガスが出ないため、地球に優しい素材です。

​<デメリット>
​お手入れが少し大変:多くのエコクロスは、水拭きができません。乾いたタオルで優しく拭いたり、
          消しゴムで汚れを落としたりするのが一般的です。
​汚れやすい    :ビニールクロスに比べて、油や水垢汚れがつきやすいため、キッチンやトイレなどの水回りには
          向かない場合があります。
​費用が高い    :ビニールクロスより価格が高めです。
​傷がつきやすい  :一度傷がつくと修復が難しく、和紙などは変色しやすい傾向があります。また、壁紙の下地の
          継ぎ目部分が目立ってくることもあります。

​エコクロスは、自然の力を活かした、人にも環境にも優しい壁紙です。ビニールクロスに比べ、お手入れや耐久性の面で注意が必要ですが、安心できる素材で快適な空間を作りたい方には、ぜひ検討していただきたい選択肢です。
​お客様に最善の提案ができるよう、これからも環境に優しい建材の情報をしっかりチェックしていきましょう。

参照 https://rehome-navi.com/articles/142

KK